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【入門編9-1】micro:bit(マイクロビット)でメロディを作ろう!スピーカー機能の使い方を学ぼう

micro:bit(マイクロビット)でメロディを作ろう!スピーカー機能の使い方を学ぼう micro:bit講座(入門編)
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micro:bit(マイクロビット)とは?

マイクロビットは、小学生から大人まで幅広い年齢層に向けて開発された、小型のプログラミング用マイクロコントローラーボードです。

特に教育現場で活用されており、プログラミングの基礎を学ぶのに最適なツールです。マイクロビットは、イギリスのBBCが教育の一環として開発したもので、現在では世界中で広く使用されています。

この小さなボードには、LEDディスプレイ、ボタン、加速度センサー、コンパス、Bluetoothモジュールなどが内蔵されており、多彩なプロジェクトに応用することができます。

また、マイクロビットはプログラミング教育の入門編として非常に優れています。

ビジュアルプログラミング環境であるMakecodeを使用することで、コードを書かなくてもブロックを組み合わせるだけでプログラムを作成することができます。

これにより、初めてプログラミングに触れる子どもたちでも、楽しみながら学習を進めることができます。

必要なもの

  • PC(Makecode for Micro:bit)が動作する環境
  • Micro:bit(マイクロビット)本体
  • USBケーブル(USB-A — MicroUSB)
  • インターネット接続(Makecodeはインターネットにつながっていないと動きません)

micro:bit V2の新機能とは?

スピーカーがついた!

micro:bit (マイクロビット)のV2基板から、小さなスピーカーが実装されるようになりました。

これにより、音を簡単に出すことができます。V1の基板でも外部スピーカーを接続すれば音を出せましたが、V2では基板上にスピーカーがついているため、外部機器を使わずに手軽に音を楽しむことができます。

この新しい機能により、音楽や効果音をプログラムに組み込むことが簡単になりました。

V2基板のスピーカーは、特別な配線や追加のハードウェアを必要とせず、プログラムを通じて直接制御することができます。

これにより、子どもたちが自分の作ったプログラムから音が出ることを実際に体験できるため、プログラミングの楽しさをより一層感じることができます。

例えば、ゲームの効果音やアラーム音、さらには簡単なメロディを作成することも可能です。

Makecodeとは?

Makecodeは、マイクロビットのプログラムを作成するためのブロックエディターです。

プログラミングの知識がなくても、ブロックを組み合わせるだけで簡単にプログラムを作成できます。

これは、子どもたちがプログラミングの概念を視覚的に理解するのに非常に役立ちます。また、Makecodeはウェブブラウザ上で動作するため、特別なソフトウェアをインストールする必要がなく、インターネットに接続されていればどこでも利用できます。

Makecodeのインターフェースは非常に直感的で、視覚的にブロックをドラッグ&ドロップするだけでプログラムを作成できます。

各ブロックは特定の機能を持っており、それぞれを組み合わせることで複雑なプログラムも簡単に作成できます。さらに、Makecodeにはシミュレーター機能があり、実際にマイクロビットにプログラムをダウンロードする前に、画面上でプログラムの動作を確認することができます。

Makecodeエディターfor micro:bit

スピーカー機能を使ってみよう!

どうやって音を出すの?

まず、Makecodeには音に関するたくさんのブロックがあります。

これらを使って、本格的なBGMを作成することも可能ですが、今回は簡単に使える「メロディを鳴らす」ブロックを使ってみましょう

このブロックは、音楽の基礎を学ぶのに最適であり、プログラミングの楽しさを感じることができます。

音楽ブロックには、メロディ、音符、テンポ、ボリュームなど、様々な設定ができるオプションが含まれています。

これにより、基本的なメロディから複雑な音楽まで、幅広い音楽を作成することができます。今回は、特に「メロディを鳴らす」ブロックに焦点を当て、その使い方を詳しく解説します。

「メロディを鳴らす」ブロックの使い方は?

  1. 「音楽」カテゴリから「メロディを鳴らす」ブロックをドラッグします。まず、Makecodeのインターフェースを開き、「音楽」カテゴリを選択します。ここには、音に関する様々なブロックが含まれています。「メロディを鳴らす」ブロックを見つけたら、それをドラッグしてプログラムエリアに配置します。
  2. 音符が書かれている部分をタップすると、8音分の音階を設定できるマトリクスが表示されます。「メロディを鳴らす」ブロックには、音符が書かれている部分があります。この部分をタップすると、音階を設定するためのマトリクスが表示されます。
    このマトリクスを使って、ドレミファソラシドの音を設定します。シャープやフラットは指定できないため、基本的な8音のみを使用します。

  3. テンポを設定します。テンポを設定することで、メロディの速さを決めます。
    テンポは音楽の重要な要素であり、曲の雰囲気を大きく左右します。
    今回はデフォルトのテンポを使用しますが、自由に変更してみて、自分の好きな速さに調整してみましょう。
  4. 「最初だけ」ブロックの中にメロディブロックを入れます。メロディを一度だけ演奏するためには、「最初だけ」ブロックを使用します。このブロックをプログラムエリアにドラッグし、その中に「メロディを鳴らす」ブロックを配置します。
    これにより、プログラムが開始されたときに一度だけメロディが鳴るようになります。

実際にメロディを作成してみよう!

見本プログラム

今回は「ドレミファソラシド ドシラソファミレド」を演奏するプログラムを作成します。このメロディは、音階の上昇と下降を組み合わせたシンプルなものですが、実際に作ってみると非常に楽しいです。

  1. 「メロディを鳴らす」ブロックを2つ使って、次のように設定します。
    • 1つ目のブロックに「ドレミファソラシド」
    • 2つ目のブロックに「ドシラソファミレド」

    これにより、マイクロビットがドからドまでの音階を上がり下がりするメロディを演奏します。このシンプルなメロディは、音楽の基本的な構造を理解するのに役立ちます。

    プログラム画面

  2. 設定が完了したら、Makecode上でプログラムを実行してみましょう。Makecodeにはシミュレーター機能があるので、実際にマイクロビットにプログラムをダウンロードする前に、画面上でプログラムの動作を確認することができます。シミュレーターでメロディが正しく演奏されることを確認したら、次のステップに進みます。
  3. micro:bitにプログラムをダウンロードします。プログラムが完成したら、Makecodeの「ダウンロード」ボタンをクリックして、プログラムをマイクロビットに転送します。
    micro:bitへのプログラム転送方法がわからない場合は、この記事に詳しく書いているので見てください
  4. micro:bitでプログラムを実行してみましょう。プログラムがマイクロビットに転送されたら、実際に動作を確認してみましょう。
    マイクロビットの電源を入れると、プログラムが自動的に実行され、スピーカーから設定したメロディが流れます。
    この瞬間、プログラミングの楽しさを実感できるでしょう。

    まとめ

    マイクロビットのスピーカー機能を使って、簡単にメロディを作成する方法を学びました。

    音楽をプログラムで作成する楽しさを体験できるこの機能を使って、いろいろなメロディを作ってみましょう!

    プログラミングの基礎を学びながら、創造力を発揮して、自分だけのオリジナル曲を作成してみてください。

    これで、あなたもマイクロビットでメロディを作れるようになりました。
    次回は別のブロックを使って、音を作ります!お楽しみに!
    マイクロビットの世界を楽しみながら、プログラミングスキルを磨いていきましょう。

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