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【スクラッチ連携編1】micro:bit(マイクロビット) をScratch(スクラッチ)に接続する方法を解説!簡単にできる連携手順とは?

micro:bit(マイクロビット) をScratch(スクラッチ)に接続する方法を解説!簡単にできる連携手順とは? scratchとmicro:bit
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Scratchを使ってプログラミングを楽しんでいる皆さん、こんにちは!

今回は、人気のプログラミングツールであるScratchにmicro:bitを接続する方法を詳しく解説します。この記事を読めば、micro:bitを使ってScratchのプログラムを操作する方法がバッチリわかりますよ。

ぜひこの記事を読んで、プログラミングの楽しさをさらに広げてみてください!

注意点!

今回ご紹介するScratchとmicro:bitの接続には、Scratchに入っている「拡張機能」を使っています。

Scratchに入っている拡張機能を使ってScratchとmicro:bitを接続した場合、使える機能はかなり限られています。

実は、「microbit more」というScratchを改造して、micro:bitと接続できるツールもあります。(※microbit moreの方がmicro:bitの機能をより多く使えます。)

microbit moreを使用したプログラミング方法については、別の記事で詳しく解説する予定です!

micro:bit(マイクロビット)をScratch(スクラッチ)に接続するメリットとは?

Scratch(スクラッチ)とは何ですか?

Scratchは、PCやタブレット上で動作するビジュアルプログラミングツールです。

ビジュアルプログラミングとは、プログラムのコードを文字で書くのではなく、視覚的にわかりやすいブロックを組み合わせてプログラムを作成する方法です。

Scratchは非常に使いやすく、キーボードやマウスを使って簡単にプログラミングができるため、小学生から大人まで幅広い年齢層に人気があります。

特に初心者や子供向けのプログラミング教育に適しており、楽しく学べる工夫がたくさんされています。

micro:bit(マイクロビット)を使う理由は何ですか?

micro:bitは、英国放送協会(BBC)が教育用に開発した小型のマイクロコントローラーボードです。

このデバイスには、AボタンとBボタン、LEDディスプレイ、加速度センサー、磁力計などの多様な機能が内蔵されています。

これを使うことで、PCやタブレットの画面だけでなく、実際の物理デバイスとしてプログラムを操作することができます。

micro:bitをScratchに接続することで、PCやタブレットの中だけでなく、物理的なデバイスとしてmicro:bitをプログラムのコントローラとして使うことができます。

具体的には、micro:bitのボタンや傾きセンサーを使って、Scratch上のキャラクター(スプライト)を動かすことができるのです。

これにより、プログラミングの学習がより楽しいものになります。

例えば、micro:bitを傾けたり、AボタンやBボタンを押すことで、Scratch上のキャラクターを動かすことができます。

これにより、プログラミングの結果が目に見えてわかりやすくなり、子供たちがプログラミングに興味を持ちやすくなります。

また、micro:bitを使ったプロジェクトは、科学や技術、工学、数学(STEM)教育の一環としても非常に有用です。

Scratch(スクラッチ)とmicro:bit(マイクロビット)を接続するための準備は?

PC側の準備は?

まず、Scratchとmicro:bitを接続するためには、いくつかの準備が必要です。ここでは、PC側での準備を詳しく説明します。

  1. Scratch Linkのインストール:まず、Scratch Linkというアプリをインストールします。このアプリは、Scratchとmicro:bitをBluetooth経由で接続するために必要です。以下のリンクからダウンロードできます。
    • Scratch Linkをダウンロード Scratch Linkをインストールすることで、PCとmicro:bitが通信できるようになります。インストールは簡単で、ダウンロードページにある指示に従って進めれば問題ありません。
  2. Bluetoothの設定:次に、PCのBluetoothをONにします。Bluetoothが搭載されていないPCでは、Scratchとmicro:bitを接続することができないので注意してください。
    Bluetoothは無線通信の一種で、PCとデバイス間のデータ通信を可能にします。Bluetoothの設定は、通常、PCの設定メニューから行えます。
    設定メニューでBluetoothの項目を見つけ、これをONにします。

micro:bit(マイクロビット)側の準備は?

次に、micro:bit側の準備を説明します。
ここでの準備が整っていれば、PCとmicro:bitの接続がスムーズに行えます。

  1. Scratch micro:bit.HEXのダウンロード:以下のリンクからScratch micro.HEXファイルをダウンロードします。
    • Scratch microbitこのHEXファイルは、micro:bitがScratchと通信するために必要なプログラムが含まれています。
      ダウンロードページにアクセスし、指示に従ってファイルをダウンロードしてください。
  2. USBケーブルで接続:次に、micro:bitをUSBケーブルでPCに接続します。USBケーブルを使って、micro:bitとPCを物理的に接続します。これにより、ダウンロードしたHEXファイルをmicro:bitに転送することができます。
  3. HEXファイルをコピー:ダウンロードしたScratch micro:bit.HEXファイルをmicro:bitにコピーします。
    これは、PC上でファイルをコピーするのと同じ手順です。
    micro:bitがPCに接続されると、新しいドライブとして認識されます。
    このドライブにHEXファイルをドラッグ&ドロップするだけで完了です。
    ファイルの転送が完了すると、micro:bitが自動的に再起動し、新しいプログラムが読み込まれます。

Scratch(スクラッチ)とmicro:bit(マイクロビット)の接続方法は?

PCとmicro:bitを接続する前に「Scratch Link」を起動しておきます。

手順1:micro:bit(マイクロビット)の電源を入れる

まず、micro:bitの電源を入れます。micro:bitの電源を入れると、LEDディスプレイにアルファベットが表示されるので、この文字を記録しておきます。
この文字列は、後で接続時に必要になりますので、しっかりと覚えておきましょう。
例えば、「A」と「B」などの簡単なアルファベットが表示されることが多いです。

手順2:Scratch(スクラッチ)の設定

次に、Scratch側での設定を行います。ここでの手順に従うことで、PCとmicro:bitがBluetooth経由で通信できるようになります。

  1. Scratchを立ち上げる:まず、Scratchのアプリを開きます。
    ScratchはWebブラウザでも動作しますが、ここではデスクトップ版のScratchアプリを使用することをお勧めします。
    アプリを開いたら、通常通りのプロジェクト画面が表示されます。
  2. 拡張機能を選ぶ:次に、画面左下の拡張機能ボタンをクリックします。
    拡張機能
    拡張機能ボタンは、プラスマークが付いたアイコンで、これをクリックすると、利用可能な拡張機能のリストが表示されます。
    拡張機能を選ぶ
    この中から、micro:bitを選択します。選択することで、Scratchがmicro:bitと通信するための設定が自動的に行われます。
  3. micro:bitと接続:拡張機能を選択すると、周辺にあるmicro:bitが表示されます。
    接続するマイクロビットを選ぶ
    記録したアルファベットの文字列と一致するmicro:bitを選んで接続します。
    ↑の画面で表示されているmicro:bitの文字列は「vazop」です。
    もし複数のmicro:bitが表示された場合は、記録したアルファベットを確認しながら正しいものを選びましょう。

    このステップでmicro:bitが表示されない場合は、Bluetoothの設定やScratch Linkのインストールを再確認してください。成功
    正常に接続できた場合、micro:bit制御用のブロックが表示され、画面上部(オレンジ線で囲った部分)が緑色のチェックマークとなります。
    micro:bitとの接続が切れた場合は、オレンジ色の!マークになります。

最後に

micro:bitとScratchを接続することで、より楽しく直感的なプログラミング体験ができるようになります。

ちなみにmicro:bitとScratchの接続はBluetooth。。つまり無線で行われるため、PCとmicro:bit間はUSBケーブルで接続する必要はありません。

micro:bitを電池で動かすのなら、純正の電池ボックスよりも、基板一体型の電池ボックスがお勧めです。

マイクロビットを取り付けたところ

電池ボックスがブラブラしないので、micro:bitをリモコンのようにスタンドアローンで使いたい場合は確実にストレスが減りますよ。

物理的なデバイスを使ったプログラミングは、学習の幅を広げ、より深い理解を促します。

ぜひ、この方法を試して、プログラミングの世界を広げてみてください!次回の記事では、実際にmicro:bitを使ったプログラミングの例を紹介しますので、お楽しみに!

 

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